私たち築野 ( つの ) 食品は長年、 米ぬかの利用について研究開発を 行ってきました。 お米から取れる「米ぬか」は実は 私たちの身の回りにある商品に たくさん利用ができ、 身体にも地球にも優しいのです。 そんな「米ぬか」についてご紹介します。
「米ぬか」はお米からわずか8%しかとれない、とても貴重なお米の副産物。米ぬかには、日々食べる白米の部分を熱や酸化から守る機能があり、抗酸化作用のあるビタミン E など、健康と美につながる成分が凝縮されています。築野食品は古くから美と健康のシンボルであった「米ぬか」に注目し、こめ油をはじめ様々な米ぬか由来製品を研究開発しています。
リンは肥料に必須の成分。日本で、はほとんど輸入した鉱物由来のリンに頼っており、海の富栄養化の原因にもなっています。国産の米ぬか由来のリンを使うことは国内での良い循環に繋がります。
イノシトールは母乳にも含まれている成長促進効果のある成分で、育児用粉ミルクにも用いられています。また、肝機能改善に関する機能も知られており、栄養ドリンクなどにも用いられています。他にも、肌のターンオーバーを促したり保湿力があることから化粧品用途としても使われています。
γ-オリザノールは更年期症状や動脈硬化を緩和する作用があるともいわれているため、様々な医薬品に使われています。また、抗酸化力にも優れ、シミ防止のため化粧品原料にも多く利用されています。
現代人に不足しがちなマグネシウム。 ライスマグネシウムは唯一の植物由来のマグネシウムとして希少で各種健康食品や 飲料に利用されています。
フィチン酸は米ぬか由来の天然の有機酸です。pH 調整剤として、バナナジュース、アイスクリームや ノンアルコールビールなどに使われています。
紫外線吸収作用や抗酸化作用があり、化粧品はもちろん、最近ではアルツハイマー型認知症の進行を抑制する働きがあると脳機能サプリメントにも採用。天然原料由来の香料としてスイーツに用いられることも。
植物由来のインクの原料として、お菓子のパッケージやコンビニのおにぎりのフィルムなど身近な印刷のインクに採用されている。環境負荷を軽減しているエコなインクとして注目を浴びている。
築野食品では米ぬかのもつ豊富な成分を利用したオリジナル商品の開発をしています。業界トップシェアの「こめ油」をはじめ、米粉とこめ油を使用したギルトフリーなスイーツ、パンのシリーズ「コメトコメ」、成分メーカーならではの美容成分をたっぷり配合したオリジナル化粧品「イナホ」を展開しています。「環境に優しい製品が、人々の健康と美につながる」をコンセプトに米ぬか製品の開発や販売も行っています。
< 地球 > ゼロ・エミッションを目指したムダのないものづくり、カーボンニュートラルな植物由来原料を使用した多種多様なモノづくりは、地球にやさしい。 < 生産者 > 米ぬかの利用価値が高まることでお米全体の価値が上がる。 < 消費者 > 身体に優しい、環境に優しい製品は消費者には良いことづくめ。 国内生産の米ぬかをフル活用する築野グループのものづくりは地球、生産者、消費者の三者の良い循環に繋がっています。 →築野食品 SDGs の詳しい取組み内容はこちら